3番ベンドのコツと練習法は?空気をあてる位置に上達の秘密があった

3番穴ベンド

ハーモニカ(10ホールズ)の3番穴のベンドの方法&コツをご紹介いたします。

用意するものは「C」のキーのハーモニカ。

ここではベンドしやすいハーモニカであるトンボ「メジャーボーイ」を使ってベンドのコツをお話いたします。

スポンサーリンク

ベンドとは?基本とコツは?

ベンドとはベンド奏法のこと。
ひとことでいえば「音を曲げてふだんだせない音をだすこと」をベンド奏法といいます。ベンドは1~10のどの穴でもできますが、ほとんどの穴は半音さげるだけにとどまっています。たとえば4番の穴を見てください。4番の穴はベンド奏法がもっともしやすい穴です。

3番穴ベンドコツ

この穴は通常の吸い方のほかにドローベンドという奏法で半音さげることができます。それぞれのときにでる音の対応表はこちら。

・普通に吸う → D
・ドローベンド → C#

吸い方のコツは以下の図のように口のなかの空気を曲げて飲みこむことです。

ベンド

これがベンドのすべてにおいての基本とコツです。4番の穴でベンドができれば、すべての穴でベンドができるようになります。

3番穴ベンドとは?

3番の穴は吸い方を変えることによって合計4種類の音をだすことができます。
ふつうの吸い方で1種類、ベンドでは半音、1音、1音半まで音をさげることができます。

3番穴ベンド

具体的な対応表は以下の通り。

・普通に吸った場合 → B
・ドローベンド → A#
・もっとドローベンド → A
・もっともっとドローベンド → G#

3番穴ベンドのコツは?

3番の穴の場合も基本とコツは4番の穴とおなじです。
ただしベンドの強弱によって音がさらに変化するため、4番の穴とは違い吸い方のコントロールをする必要があります。

個人的な空気の流れのイメージは以下の通り。

・B →
・A# ↗
・A ―― ↗
・G# ――→

言葉にすると以下の感じになります。

・B /まっすぐ吸う
・A#/うえまえ歯の裏側に空気をあてる
・A /うわあごを舌でさわったときに質感が変わる部分に空気をあてる
・G /のどの奥に空気をのみこむイメージ

3番穴ベンド

吸った空気が口のなかのどの部分にあたるかということを意識すれば感覚がつかみやすいのではないでしょうか。

3番穴ベンドでだしやすい音・だしにくい音は?

4番穴のベンドができる人ならば半音さげるだけの「A#」のベンドは簡単にできるだろうと思います。4番の穴とおなじ感覚で吸えば自然に半音さがった音がでます。

3番穴ベンド
※最初はこの感覚でOK

しかし1音以上さげるためには、より深く空気を吸う必要があるため、そこから先が少々難問です。

「A」と「G♯」をだすコツですが、そんななかでも「G#」はまだ音がだしやすい方です。力まかせにおもいきり吸えば1割くらいの確率でだすことができます。まずはこの精度をあげてください。そして「G#」の音が思い通りにだせるようになれば、次にその手まえである「A」の音をだす練習します。

Aの音はベンドとベンドのあいだの音ですので、力かげんが一番難しく3番穴ベンドのなかでも一番難しい音だといえます。「Aの音が、おもいきり吸ったときにでるG♯の音の手まえにある」という感覚がわかればじょじょに「A」がだせるようになります。

3番ベンド

イメージとしては「A#」のときに口内のうえ側にあてていた空気を、さらにその奥――のどの方へと舌で持っていくことを意識してください。あるいは「G#」のちょっとうえを狙うようにしてください。空気の動きとしては「A♯よりも奥、G#よりも手まえを意識すること」が大切です。感覚としては「 ↗」よりも深い「―― ↗」というイメージになります。

3番ベンド

3番穴のドローベンドは4番にくらべて難しいです。慣れてくると4番とおなじ吸い方をしてだしていた「A#」の音が、4番とは違う吸い方ででるようになります。「B」から「A#」へと半音さげることに対して労力があまり必要なくなるという感じです。そうすることでほかの音(「A」「G#」)もだせるようになるはずです。

まずは口のなかの空気の流れを意識して、練習することで習得することができます。
コツは「A#」と「G#」をまずだせるようになって、それからそのあいだの音である「A」の音をだせるようにすると上達が早いのではないでしょうか。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする