ハーモニカの「C」と「G」のキーの違いについて説明します。
キーの違いによるハーモニカの違いはいったいどんな部分なのでしょうか?
ハーモニカのキーとは?
トンボの「メジャーボーイ」や「マイナーボーイ」を見るとわかりますがハーモニカにはメジャー12種類、マイナー12種類の合計24種類のキーがあります。
そのなかでも基本は「C」のキーのハーモニカです。そのため初心者が一番に購入するべきハーモニカのキーがこの「C」であり、これがすべての基本になります。
「C」のキーの基本・配列は?
まずはこの画像をごらんください。
「C」のキーの配置はこのような形になっています。まんなかの4~7の穴(第2オクターブ)は「ドレミファソラシド」が完全に揃っているという形です。
また「C」のキーのハーモニカの場合は、どの場所を吹いても「ドミソ」の音がでて、どの場所を吸っても「レファラシ」の音がでるようになっています。
それをふまえたうえで「C」と「G」のハーモニカの違いを比較してみましょう。
「C」と「G」のハーモニカの違いは?
次にこれが「G」のキーのハーモニカの配置です。「G」のハーモニカはキーが一番低いハーモニカです。
「C」のキーとは音の配置が違うということがわかります。比較してみましょう。
画像を見てわかるように「C」のキーのハーモニカが、どこを吹いても「ドミソ」の音がでるのに対し「G」のキーのハーモニカの場合はどこを吹いても「ソシレ」の音がでます。
これがキーによるハーモニカの大きな違いです。
「C」と「G」のハーモニカの吹き方の違いは?
音の配置が違うといっても、キーの違いによる吹き方の違いはありません。同一曲は同一の穴を吹いたり、吸ったりして音をだすという形になります。
キーが違うからといって、吹く位置や吸う位置を変える必要はありません。まずはこれをCで吹いてみてください。
C→ 4④5⑤6⑥⑦7
これは曲でもないただの「ドレミファソラシド」ですが、曲の場合もまったくおなじです。
おなじように「G」のキーでも吹いてみてください。
G→ 4④5⑤6⑥⑦7
音は違いますが、同一のリズムを刻むことができます。
このように「C」と「G」どちらの場合も、この位置で吹くことで同一の曲を演奏することができます。これがハーモニカのキー「C」と「G」の違いです。