ハーモニカの吹き方・音のだし方のコツをご紹介いたします。
ドレミファソラシド
この練習方法です。
ゆっくりと単音のだし方を練習してみましょう。まずは「C」のキーのハーモニカを用意してください。
「C」のキーのハーモニカの穴と音の対応表は?
ドレミファソラシドの練習は第2オクターブを使っておこないます。
4~7の穴。
この部分をさして第2オクターブといいます。
画像を見るとわかるように「C」のキーのハーモニカの第2オクターブ(赤い四角で囲んだ部分)は「ドレミファソラシド」が完全に揃っています。これがドレミの練習をするときに「C」のキーのハーモニカを使用する理由です。
ドレミの練習方法の基本は?
まず3、4、5の穴の部分を、がばっとくわえます。
このときに「4の穴を中心にして左右の3と5もついでにくわえる」というイメージが大切です。
そして息を吹きかけます。
4――
ハーモニカ譜ではこのように表現します。ただの数字は「吹く」を意味しています。
単音がでたら、そのままの唇の形で息を吸ってください。
④――
数字が○で囲まれている場合は、ハーモニカ譜では「吸う」という意味です。
これで単音がでれば成功です。
4④(ドレ)
この音がでたということになります。
ドレミの練習方法は?
4④で単音がだせたら先に進みます。
もっとも左右の音が混ざってしまい綺麗に単音がでなっくても、ひとまずOKです。大切なのは綺麗に単音をだそうと意識することです。そうすればいずれ綺麗な単音をだせるようになります。
唇の形と顔の位置はそのままでハーモニカを左にずらしてください。
そして吹きます。
5――
単音がでたら、吸います。
⑤――
穴と穴の距離感に慣れないと、なかなか音がでないだろうと思いますが始めはそれでOKです。
練習のコツは?
4番から5番の穴への移行のコツはハーモニカと唇を離さないことです。
おなじ場所をくわえたまま、ハーモニカを左にずらします。
そしてハーモニカにくっついている状態の唇を、ハーモニカを動かす力で横に引っ張るというイメージです。そうすることによってスムーズに4と5の穴を移動することができます。
次の6番の穴に移るときも同様です。
やはりおなじ場所をくわえたまま、ハーモニカを動かす力で唇を横に引っ張っていくことがだいじなポイントです。
最後に「ドレミファソラシド」のハーモニカ譜での表現は以下の形になりますので覚えてください。
4④5⑤6⑥⑦7
息の流れは以下の形です。
吹く→吸う→吹く→吸う→吹く→吸う→吸う→吹く
吹く→吸う→……のくり返しですが、最後の7の穴だけは「吸う」→「吹く」の順番です。
単音がだせない人も、最初はあまり気にせず楽しみながらゆっくりと練習をしてみてください。