初心者の方がハーモニカ(10ホールズ)の練習をするときのおすすめの練習方法とコツをご紹介いたします。
目次
初心者が用意するべきキーのハーモニカは?
まずは「C」のキーのハーモニカを用意してください。
10ホールズの初心者がまず意識する穴は4、5、6、7のよっつです。
ここがドレミファソラシドがすべて揃う完全オクターブの穴だからです。
ハーモニカ「C」のキー(4~7)でだせる音の対応表は?
※数字そのままは吹いたときにでる音、○は吸ったときにでる音です
ド 4
レ ④
ミ 5
ファ ⑤
ソ 6
ラ ⑥
シ ⑦
ド 7
どこも吹く→吸う→吹く→吸うという順番ですが、最後の「シ」「ド」のみ逆になります。つまり、4~7の穴でドレミファソラシドを鳴らしたい場合は……
4→④→5→⑤→6→⑥→⑦→7
このように吹く(吸う)という形になります。
練習方法の基本1「最初の吹き方」
いきなり最初から狙った1つの音をだすことは不可能です。ただしい空気の送り方を身体で覚えるまでは、この方法で練習してください。
1.狙った穴を中心にして3つの穴を一気にくわえる
まずは5の吹音(ミ)を意識してみましょう。ここでは4、5、6の穴をがばっと一気にくわえるイメージです。
口の形はキスをするときのようにすぼめてとがらせ、さらに女優の桐谷美鈴さんの口の形を意識すると正しくハーモニカをくわえることができます。したの画像を参照してくわえてみてください。
2.吹いてみる
ハーモニカをくわえたら息を吹きかけてください。おそらくいろんな音が混ざってでると思います。
ですので、このときに息をまっすぐ吹くイメージで吹いてください。
するとおそらく、くわえている部分の3つの音が混ざってでると思います。これができれば成功です。
この音は「ドミソ」です。
10ホールズのハーモニカはどの穴をくわえて吹いても、かならず「ドミソ」の和音がでるようになっています。
練習方法の基本2「最初の吸い方」
3.吸ってみる
次におなじ穴をくわえたまま吸ってみてください。
するとやはり音が混ざってへんな感じになると思います。
ここでもやはりまっすぐに空気を吸うことを意識してください。
きちんとした和音がでたら成功です。
この音は「レファラ」です。
10ホールズのハーモニカは、どの穴を吸ってもかならず「レファラシ」のなかの3つの和音がでるようになっています(吹く音と違い4つ音があるため、和音がずれます)。
ここまでできれば第一ステップはクリアーです。
ハーモニカ初心者の練習のコツは?
以上が初心者が最初に覚える「吹く方法」と「吸う方法」です。
まずはこれでしばらくプカプカやってみてください。
コツは「空気を意識すること」です。
空気を「まっすぐに吹く」、空気を「まっすぐに吸う」。これを意識するとだんだんと吹き方や吸い方がわかってきます。
そしてまず初心者は、とにかくハーモニカにふれて慣れること。
これが初心者の練習方法の基本1です。
ハーモニカに慣れてきましたら、次の基本2に移行します→練習の基本2「単音のだし方」